犬の歯磨きのやり方と慣れるまでのトレーニング方法

2021.3.24 ペットコラム
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歯ブラシを咥える犬

犬は人間よりも歯周病になりやすいといわれているため、愛犬の歯磨きは6~8週齢頃から毎日少しずつでも続けたい大切な生活習慣です。

そうはいっても歯磨きしようとするといつも逃げられてしまう、そもそも正しい方法がわからない、と悩む飼い主さんもいることでしょう。

そこで今回は、大切なワンちゃんの歯を守るための正しい磨き方やトレーニング方法、嫌がる時の対処法について紹介します。

 

1.犬の歯磨きのやり方3ステップ

それではワンちゃんの歯磨き方法を3つのステップに分けてご紹介します。

ステップ①.前歯の外側からスタート

まずは水で歯ブラシを湿らせ、犬用歯磨き粉をつけます。歯ブラシを持っていない方の手でワンちゃんの口を下から押さえ、上唇をめくって前歯の外側から少しずつ磨いていきましょう。

歯と歯肉の間の溝(歯肉溝)も忘れず丁寧にブラッシングするのがポイントです。

歯ブラシは鉛筆の持ち方で握ると余計な力が入らずコントロールしやすくなります。

ステップ②.奥歯を磨く

前歯を磨けたら、次は奥歯を磨いていきます。上あごの手前側にある奥歯(第4前臼歯)は汚れやすいので、特に念入りに綺麗にしてあげましょう。

犬が嫌がる素振りを見せたら一旦休んで、無理はしないことが大切です。

ステップ③.最後に歯の裏側も磨く

最後に上あごを軽く持ち上げながら、歯ブラシを持っているほうの手で下あごを抑え、上の歯の裏側を磨きます。前歯から奥歯へ進み、終わったら下の歯も磨いていきます。

歯の内側は磨くのが難しいため、慣れないうちは外側だけを綺麗にしても構いません。完璧を目指すよりも、できる範囲で行うことを心がけましょう。

 

2.犬の歯磨きを行う時のポイント

ワンちゃんの歯磨きでは、できるだけ犬専用のグッズを使うことがおすすめです。

歯ブラシは犬用のものを用意し、難しくても子供用の小さくて柔らかいものを使用します。歯磨き粉も人間用は有害なので、必ず犬専用のものを使いましょう。味付きを選ぶと歯磨きに良いイメージを持ってくれるはずです。

また、歯磨きで愛犬に負担をかけるのは避けたいですが、「暴れると止めてもらえる」と学習させないために、嫌がる前に止めるか、暴れても落ち着いてから解放するようにしましょう。

 

3.歯磨きに慣れてもらうトレーニング方法

これまで歯磨き方法をみてきましたが、これから練習するワンちゃんがいきなり挑戦するには少し難易度が高いはずです。歯磨きの経験がない、あるいは苦手なワンちゃんは、まず慣れてもらうためのトレーニングから始めましょう。

4つの段階があるので、焦らず1つずつ試してみてくださいね。

①.口元を触ってみる

ワンちゃんが落ち着いている時、スキンシップついでに口周りを軽く触ってみます。触れたら、そのつど褒めてあげるかご褒美を与えることを繰り返しましょう。

②.唇をめくって歯や歯茎にタッチ

口元を触られることに慣れてきたら、上唇と下唇をめくってみましょう。その次に濡らしたガーゼや歯磨きシートを指に巻いた状態で口の中を触り、暴れずジッとしていれば褒めてあげます。

③.歯ブラシに慣れさせる

口の中をおとなしく触らせてもらえるようになったら、ようやく歯ブラシの登場です。犬用歯ブラシで口元を外側から軽くタッチし、徐々に慣れてもらいましょう。

④.歯磨き粉をつけて歯にあてる

ワンちゃんの様子を見つつ、歯ブラシに慣れてきたようであれば歯磨き粉をつけて、実際に歯と歯茎の間に優しく当てていきましょう。

抵抗がなければ、そのまま歯ブラシを細かく動かし、優しく磨いていきます。

 

4.犬が歯磨きを嫌がる時は歯磨き代用品を使おう

歯周病が心配だからといって無理に歯磨きするとかまれてしまうこともあります。また、愛犬が高齢の場合や持病があるとストレスで体調を崩すかもしれません。

このような場合には、以下の代用品でお口のケアをしてあげましょう。

綿棒

ご家庭にある綿棒は、歯磨きにも活用できる便利なアイテムです。歯ブラシと比べて歯に当たる面積が小さいため、歯磨きが苦手なワンちゃんでも受け入れやすいでしょう。

使うときは歯と歯茎の境目を綿棒で優しくなでて歯垢を取り除いてあげるのがコツです。

歯磨きガム

歯垢や歯石の蓄積予防に効果がある「歯磨きガム」とよばれるおやつもあります。

誤食を防ぐため大きさは慎重に選び、かじっている間も注意が必要です。また、カロリーに気を付けて与える量はしっかりと管理しましょう。

歯磨きシート

歯ブラシに抵抗があるようなら、歯磨きシートを使ってみるのもひとつの手です。指に巻き歯の表面をこすって歯垢を除去するアイテムなので、歯ブラシよりも力加減しやすく、歯茎を傷つける心配がありません。

ミントやハーブ系は嫌がることもあるので無香料がおすすめです。

歯磨きおもちゃ(デンタルトイ)

かむことで歯垢や歯石の蓄積を予防するおもちゃがデンタルトイです。歯の破折やちぎれた破片を誤飲しないよう、愛犬の歯に合わせた強度を選ぶのがポイントとなります。

使用後は細菌が繁殖しないよう、こまめに洗い清潔を保ちましょう。

デンタルフード

食べるだけで歯垢や歯石を減らす効果が期待できる、デンタルフードという選択肢もあります。

かんだ歯の表面と擦れることで除去するタイプと、デンタルケア成分が配合されているタイプがありますが、デンタルケア成分配合タイプには効果があいまいなものもあるため、適度な硬さで歯垢をけずってくれるタイプの方が歯磨き効果を期待できそうです。

マウスクリーナー

マウスクリーナーは直接口に入れるか飲み水に混ぜることで、歯垢の蓄積や口臭を予防してくれます。

ただし、既についてしまった歯垢を落とす効果は期待できないため、あくまでも歯磨きの補助グッズとして使用しましょう。

 

5.まとめ

ワンちゃんの歯磨きは、まず上あごの前歯の外側から始めて奥歯の方まで磨き、可能であれば歯の裏側まできれいにしてあげましょう。

下の歯も同様の手順で磨いていきますが、慣れないうちは完璧を目指すよりも上だけや外側だけ磨くなど、できる範囲できれいにするよう心がけることが大切です。

もし愛犬が歯磨きを嫌がったら無理強いをせず、歯磨きガムやデンタルトイなどの代用品を活用しながら進めていきましょう。

 

written by AEONPET CO.,LTD. 

タグ : 歯磨き
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