自宅で簡単!犬のシャンプーのやり方とコツ

2021.12.23 ペットコラム
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シャンプーされている小型犬

今まではペットサロンに愛犬のシャンプーをお願いしていた人も、新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅時間が増え、自宅でシャンプーをやってみようと思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、初めて愛犬のシャンプーする場合は、どんなアイテムを使えばいいのか、どうやって洗ってあげればいいのかわからないという人もいるでしょう。

この記事では、犬の自宅シャンプーに必要なアイテムややり方、頻度、愛犬に自宅シャンプーを楽しんでもらうコツなどについてご紹介します。

目次

1.サロン通いをしていても自宅シャンプーは必要!

犬を飼っている人の中には、月に1回程度トリミングサロンでシャンプーをお願いしている人もいるでしょう。

しかし、完全室内飼いの犬でも月1のシャンプーでは不十分です。愛犬の体がきれいに見えても、毎日の散歩や排泄、皮脂による汚れは見えにくいところに溜まっていくため、最低でも2週間に1回の頻度でシャンプーをしてあげるのが理想的だといわれています。

汚れを溜まったままにしておくと皮膚疾患の原因にもなりかねないため、月1でサロンに通っている場合は、加えて月1の自宅シャンプーをプラスしてあげるのがいいでしょう。

 

2.犬の自宅シャンプーに必要なアイテム

愛犬を自宅でシャンプーしてあげるために必要なアイテムは次の4つです。

  • ブラシ
  • 犬用シャンプー
  • 洗面器
  • スポンジ

ブラシはシャンプー前に毛のもつれをとったり、ブローしたりするときに使うため、毛の絡まりが取れやすいコームブラシやスリッカーブラシがおすすめです。また、犬の肌はデリケートなので、人間用ではなく犬用シャンプーを準備すると良いでしょう。

洗面器は、シャンプーを水で希薄して泡立てるときに使います。洗面器で作った泡は、スポンジで揉み込むことでさらにきめ細かい泡になり、愛犬をふんわりした泡で洗ってあげられますよ。

 

3.自宅で簡単4ステップ!犬のシャンプーのやり方

ここでは、初心者の飼い主さんのために、できるだけ簡単な自宅シャンプーのやり方を4ステップで紹介していきます。顔周りのシャンプーを嫌がる犬は多いので、顔を洗う時間は短くするのがコツですよ。

ステップ1.ブラッシングする

まずは愛犬の体をブラッシングし、毛のもつれやフケなどの汚れを落としていきます。大まかな汚れをとり除いておくことで、シャンプーが皮膚に浸透しやすくなりますし、抜け毛が排水溝につまりにくくなるメリットもあります。

また、愛犬の皮膚の状態を確認できるので、シャンプーによる皮膚トラブルの悪化を防げます。

ステップ2.濡らす

37度前後のぬるま湯で愛犬の全身を濡らします。片手で愛犬を優しくおさえ、シャワーヘッドを体に当てながらお尻から顔に向かってお湯をかけていきましょう。

シャワーを怖がる場合は、シャワーヘッドをとってホース状にして使うと、音が出にくく体への当たり方も柔らかくなるのでおすすめです。顔が濡れるのを嫌がる場合は、スポンジにお湯を含ませて、ゆっくりお湯を垂らしていくといいでしょう。

ステップ3.洗う

シャンプーを洗面器に入れ、シャワーでお湯をかけて泡立てます。洗面器の中でスポンジをクシュクシュすると、さらにきめ細かい泡がたくさんできます。

出来上がった泡は愛犬の全身にたっぷりのせて、指の腹でマッサージするように洗っていきます。一箇所に泡をつけて広げると、汚れを全身に広げてしまいかねないため、泡は全身に満遍なくつけるようにしましょう。

洗うときも、顔が最後になるように、お尻から顔に向かってシャンプーします。顔を洗うときは、目や鼻にシャンプーが入らないように顎を上向きにして慎重に洗うのがポイントです。

ステップ4.すすぐ

目や鼻にシャンプーが入らないように顔を上向きにしたまま、顔からお尻の順番に毛の流れに沿ってすすいでいきましょう。

スポンジを使いながらすすぐと、根元のシャンプーをしっかりと落とせます。脇やお尻周り、足裏などはすすぎ漏れが多くなりがちなので、意識して十分に洗い流してくださいね。

 

4.愛犬に自宅シャンプーを楽しんでもらうコツ

飼い主さんが慣れていないと、犬が嫌な思いをしてシャンプーが苦手になってしまうかもしれません。できるだけ愛犬のストレスを減らし、自宅シャンプーを楽しんでもうコツを紹介します。

シャンプー後はしっかり乾かす

シャンプー後の乾かし方が甘いと、毛や皮膚が生乾きとなり皮膚病やにおいの原因になります。シャンプー後はタオルドライをして、ドライヤーで毛の根元からしっかり乾かしましょう。

ドライヤーは熱風ではなく、低温で乾かすと皮膚への負担が少ないのでおすすめです。ドライヤー後は全身を触り、生乾きの箇所がないかくまなくチェックして最後にブラッシングで毛を整えてあげましょう。

15分以内で素早く済ませる

長時間のシャンプーは愛犬に緊張やストレスを与えてしまうため、15分程度で済ませ、シャンプー後はゆっくり休ませてあげましょう。

飼い主さん自体が不慣れだと、手間取ってなおさら体力を消耗させてしまうこともあります。シャンプー自体に慣れていない、水を怖がる場合は5分、10分などより短めに調節してあげるのもおすすめです。

嫌がる場合は無理強いせず工夫を

飼い主がいろいろな工夫をしても、水が苦手な犬やお風呂場の閉鎖的な雰囲気が苦手な犬もいます。愛犬がシャンプーを嫌がる場合は無理強いせずに、まずは水遊びをしたり、濡れタオルで体を拭いたりするところから始めて、慣らしていきましょう。

徐々に慣れてきたら様子を見ながら部分的にシャンプーをします。シャンプー後は、お気に入りのおやつやおもちゃをあげて「シャンプーをするとご褒美がもらえる」というポジティブな印象を与えるのもひとつの手ですよ。

 

5.まとめ

犬の体を清潔に保つために、シャンプーの頻度は2週間に1度が最適です。トリミングサロンに月1で通っている人も、月に1度は自宅でシャンプーをしてあげるといいでしょう。

シャンプーをする前に、ブラシで毛のもつれをとり除き、洗面器に犬用シャンプーと水を入れ、スポンジを使ってきめ細かい泡を作るのがポイントです。愛犬の体をお尻から顔に向かってぬるま湯で濡らし、顔が最後になるように泡をつけて洗っていきます。反対に、すすぐときは顔からお尻へ向かって泡を流していきましょう。

愛犬がシャンプーを怖がる場合は無理強いせず、まずは水に慣らすところから始めてあげてください。

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タグ : シャンプー
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