家族みんなで行う「ペットの終活」とは

2020.11.9 ペット供養
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大切な家族であるペットの最期。

後悔のないお別れをするためには、どのような準備が必要なのでしょうか?

今回は、ペットの終活の内容やタイミング、供養方法についてご説明します。

目次

1.ペットの終活は誰のため?

「ペットの終活」とは、ペットあるいは、飼い主の死に備えて準備をすることです。ペットロスによる大きな悲しみを和らげる、残されたペットの飼育をスムーズに引き継ぐなど、残された側が幸せな生活を送るためにも、必要と感じる人は増えています。

今回はそんな「ペットの終活」のうち、ペットが亡くなった場合に焦点を当て、家族みんなで備えておきたい具体的な終活内容について解説します。

愛するペットが亡くなった場合、悲しむのは家族全員ですし、内容や費用面を考えても、ペットの終活には全員の協力が欠かせません。家族みんなでペットの終活に対して真剣に向き合い、最期の在り方やペットロスに備えておきましょう。

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2.終活は家族全員で相談して決める

ペットの終末期には、命に関わる判断をはじめ、医療費や葬儀代など費用に関する問題も出てきます。事故や発作など、万が一のことが起こった際、家族の誰が立ち会うことになるかはその時にならなければ分かりません。

考えたくないことですが、もしペットが回復の見込みのない状態になった場合、延命措置を行うか、それとも安楽死を選ぶかなど、一人一人考え方は異なるため、いざという時の判断で後悔しないように、ペットの終活は家族全員で行うことが大切です。

 

3.終活は早めに始めるのがおすすめ

ペットの終活はいつ始めても構いませんが、できればペットが元気なうちに始めるのが理想的です。

ペットが大きな病気や怪我をした後では、どうしても冷静な判断ができない可能性がありますし、事故や災害など、急なお別れがくることもあるでしょう。

終活の中には、ペットが元気な時でなければできないこともありますので、気持ちに余裕がある時に少しずつ始めることをおすすめします。

 

4.ペットの終活の内容とは?具体的な8つの行動リスト

ペットの終活には時間や費用が掛かるものも多いため、家族で協力して行うことが大切ですが、具体的にはどのようなことを行えばよいのでしょうか?

ここでは、具体的な終活内容をご紹介します。

①.思い出を記録に残す

ペットの姿やいつもの散歩コースなどを写真に撮って、思い出を記録に残しましょう。

食事中や遊んでいる時の様子など、ペットが元気なうちでないと用意できないものもあります。

その他、メモリアルグッズやエンディングノートを作るのもおすすめです。

②.貯金とペット保険で医療費に備える

ペット保険やペット貯金などで、いざという時に備えておくことも大切です。

私たち人間と違って、ペットには公的な健康保険がないため、命に関わる重大な病気になると、医療費が高額になることも少なくありません。

一般的に、ペット保険は健康な時でないと加入が難しく、年齢制限を設けている保険会社も多くあります。貯金だけでなく保険も検討している場合は、早めに加入しておくことをおすすめします。

③.ペット保険を見直す

現在加入中のペット保険が自分に合っているかどうか、見直しをすることも大切です。

ペットの病気リスクに合っているか、補償は最期まで受けることができるかなど、改めて契約内容を確認しましょう。

保険会社のなかには、契約変更や更新に年齢制限を設けているところもあるため、ペット保険はペットが高齢に近づいたタイミングで見直すようにしましょう。

④.介護をどうするか決める

ペットの介護が必要になった場合、どのように対応するか決めておきます。

近年ペットの長寿命化が進み、ペット介護も増えてきていますが、飼い主さんの仕事や年齢によっては難しい場合もあります。いざという時に慌てなくて済むように、介護ホームを利用する・家族で協力し合うなど、おおまかな方向性を決めておきましょう。

⑤.万一の緊急連絡先と医療の対応を決める

いざという時にすぐ治療が受けられるよう、かかりつけ医の連絡先や動物病院の場所は家族間で共有しておきましょう。

重要な情報はエンディングノートなどにまとめておくと、家族全員でおちついて対応できます。

⑥.看取る場所を決める

自宅・動物病院・介護ホームなど、ペットの最期を看取る場所も忘れてはいけません。

終末期にペットが落ち着いて過ごせる場所や家族が臨終に立ち会える場所、あるいはペットが万全のケアを受けられる場所など、家庭の状況や家族全員の気持ちに合った選択をすることが大切です。

⑦.葬儀方法を決めておく

お葬式の有無・供養の方法も目途をつけておくことはとても大切です。

亡くなった後は心身ともにダメージを受けることはもちろん、埋葬するまでの時間もないため、しっかりお別れできる方法を事前に決めておくことが、後悔のない最期につながります。

ペットの埋葬方法には、土葬や火葬などがあります。例えば、火葬には人と同じように立ち合いができるプランや骨壺に遺骨を残せるプランなど、様々な種類があります。また、他の動物と一緒に火葬され、霊園の合同墓地に埋葬される「合同火葬」では、お骨を引き取ることができないため、返骨を希望する場合は注意しましょう。

⑧.供養を決める

ペットの場合、返骨後の供養方法は自由に選択できます。

ペット霊園へ納骨することもできますし、自宅に仏壇を作って供養したり、飼い主さんと同じお墓に安置するなど、その方法は様々です。

葬儀の有無やペット霊園を決める際は、併せて供養の方法についても考慮して選びましょう。

 

5.まとめ

いつか必ず訪れる、愛するペットとの別れ。

大切な家族を失った悲しみは大きく、いざその時が来た時に何をすればよいか分からない…と迷ってしまう方も多いでしょう。

ペットが元気なうちから終活を進めておき、いざという時に後悔のない選択を行ってくださいね。

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タグ : ペット 終活
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